ぜんぶ青でいい

最高の記憶を一瞬で失ってしまう自分に向けて

「!!」の内容、100年経っても全部わかる気がしないから大丈夫

憶えてますか?私がまだ「あんさんぶるスターズ!」にハマるわけがない、と言っていた頃、「雪花 流星のストリートライブ」を読んだ君が、双子について三枚に及ぶ手紙を書いてくれたこと。大事に保管してます。

 

そんな君が、「!!」を読んでなくて、あんスタ語れなくてごめんね、なんて言うもんだから、そんな悲しいこと言わないで、というせめてもの抵抗をします。「!!」のメインストーリーをなんとなくわかった気になれるように、ここに記します。全ては私の自己満足です。

正直、読むの大変なのわかる。展開が早すぎて一瞬で乗り遅れてしまうのもわかる。全部把握してからじゃないと語れない気になるのもわかる。

でも、大丈夫。読んだ人もまだほとんどわかっていないはず。知らんけど。

 

前置きは、この辺で。

 

あんさんぶるすた~~~~~~~ず!!(Music/Basic)

 

 

 「!」から「!!」へ大きく進展した物語。学校という枠を飛び越えて、世界を舞台に。学院の革命から、ついに世界を革命する・・・?

 

あなたも、どうかお気軽にご覧あれ!彼らの描きだす人間模様!他の場所では決して見られない魅力的な悲喜劇を!たっぷりの感情が交差し激突し爆発し、輝きを放つその瞬間を! (公式HP)

 

「!」では、転校生目線が多かったですが、「!!」では視点もくるくると変わるのでより複雑な人間模様が描かれている気がします。

とりあえず、お気軽にご覧あれ。

 

※責任は、取りません。

 

 

 

 1.舞台 アンサンブルスクエア

 

アンサンブルスクエアへようこそ!
ここにはアイドルのすべてがある!
無数の人々が行き交う町中に建つ、真新しいビルディング!それがアンサンブルスクエア!そこには巨大な惑星のような四つの事務所が存在し、それぞれに所属する個性豊かなアイドルたちが日夜歌い踊り、泣いて怒って笑いながら生きている。 (公式HP)

 

 舞台を学院から外へ広げたあんスタは、アンサンブルスクエア(ESビル)を中心として物語を進行させます。アイドルのための国家です。このご時世ESの事務所に所属していないアイドルはお先真っ暗な世界。4つの事務所は、それぞれ利権を狙いつつも話し合い、バランスを取りながら存在しています。

 各事務所の利権争いが関わってくるので頭の片隅に入れておく必要があります。

 

  • スターメイカープロダクション(通称スタプロ)

【fine、trickstar、流星隊、ALKALOID】

 英智が代表をしている。現時点でESのトップ事務所。夢ノ咲学院の出身者はたいていここに所属することになる。アイドル達に優しいところではあるが、トップが英智であるということを忘れてはならない。

 

  • コズミックプロダクション(通称コズプロ)

【Eden、Valkyrie、2wink、Crazy:B】

 七種茨が代表。かのSSで上層部が不祥事を起こして膿が出されたそうだ。強いアイドルをたくさん抱えているが、問題児ばかりなので、茨がてんやわんやしている。ESの中でいちおう他の事務所と足並みを揃えているが、裏でいろいろ画策している。

 

  • リズムリンク(通称リズリン)

【紅月、UNDEAD、Ra*bits】

 他が新しめの事務所であるのに対して、リズリンは、老舗の事務所である(超重要)上層部の力が大きく、大御所アーティストも所属しており、アイドルを持て余している節がある。

 

  • ニューディメンション(通称ニューディ)

【Switch、knights、MaM】

 新しくできた小さい事務所。青葉つむぎが副所長をしている。効率が悪いので

自らに課したノルマがこなせず既につむぎが社畜と化している。

 

各事務所の得意分野等、詳しくは、公式HPを見るとよくわかります。見て。

UNIT | あんさんぶるスターズ!!

 

 

 

2 .メインストーリー 一章

 

ーーアイドルとは 何だ?
右も左もわからないまま都会に出て、よく知らない仲間と共に組んだ『ユニット』。『アイドルを滅ぼす』、その目的を果たすつもりだったのに気がつけば『解雇』の危機に遭っていた…… (公式HP)

 

 

 天城一彩、白鳥藍良、風早巽(+天井に隠れている礼瀬マヨイ)は、ある日英智に呼び出されてクビを通告される。取れる選択肢は二つ。ユニットを組んで夏に行われるライブまでに資金を集めて成果を出せずに解雇になるか、即刻解雇か。

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お家芸

 ESは、アイドル国家として急成長したがその結果アイドルが増えすぎて、大規模なリストラを行う流れになっていた。英智は、スタプロはリストラを行う必要はあまりないが、リストラを行わないとなると、他事務所のアイドルが流れてきて大変なことになるため、君たちをリストラすると話した。

 

 しかし、英智はアイドルを辞めさせたくないので、チャンスを与えようというわけだった。成果を出せば解雇にはならない。NOを言うわけにはいかない三人(+まだ隠れている一人)は、英智の話を飲み、ALKALOIDというユニットを組むこととなった。

 

 アイドルをぼして兄さんを故郷に連れて帰るという目的がある、天城一

 アイドルが大好きで、アイドルになることを夢見ていた、白鳥藍良

 怪我で入院していたが、かつて玲明で革命を起こしたアイドル、風早巽

 主に天井や地下に潜んでいる、人前に出ることが苦手な、礼瀬マヨイ

(一行で書けるわけがない濃いメンバー)

 

 英智に「劣等生」と呼ばれた四人は、果たして英智の課した夏に行われるアイドルの祭典【MDM】に無事出場し、アイドルとして輝けるのだろうか(解雇を免れるのだろうか)。

 これがまず、「!!」の話の一つの流れ。恐ろしいことに、一つの流れ。ALKALOIDの物語の序章。

 

 

 個人的に押さえておきたいこと

  • ホールハンズとリッドル制度

 ESでは必ずスマホが必要になっている。まず、連絡はすべて「ホールハンズ」というES限定のSNSを用いている。他にも、レッスン室の予約をしたり、食堂でごはんを注文したりするのもスマホを用いなければならない。

 そして、「リッドル」である。ES内で通用する仮想通貨である。ESからの仕事をすると報酬としてもらうことができる。レッスン室を借りたり、食堂でごはんを注文したり、衣装の発注をしたりとアイドルに必要なことには全てこのリッドルで払うことが出来る。ざっくり言うと、1L$=100円。真面目にアイドル活動をしていれば、それなりの活動ができるように作られているように思える。

 リッドルは、いくら所持してるのかが世間に公表されていて、単なる通過としての役割だけではなく、ファンの好意や人気を如実に反映しているものとしても存在している。つまり、リッドルを稼いでいるアイドルが人気のあるアイドルである、という指標になっていてファンもリッドルの増減を気にしているのだ。

(ちなみにリッドルがカンストしているESのBIG3は、fine、Eden、knights)

 さらに、素行不良や、真面目に活動していないと、勝手に引かれるという風になっており、ESの意向によってある程度の操作が可能な通貨なのである。

 

 ALKALOIDは、最初からユニット衣装や、練習着、ユニット曲が用意されていたのだが、あとからきちんと請求書が来た。勝手に藍良の持っていたリッドルもユニットの活動資金として計上され、引き落とされ借金を背負わされていた。

 ユニット結成費用5万L$=500万円!!(+その他もろもろの費用)

 

 やくざだ、ESはやくざだ・・・・・・。借金を背負わせて選択肢を奪って追い込むって、完全にやくざの手口だよォ (藍良)

 

成長物語かと思えば、借金返済物語の幕開けでした。

 

以上。

 

一章感想。

 英智は、アイドルは奇跡を起こす存在なのだから、と言った。それなのにESでは努力もせずにESに入れば立派なアイドルになれると信じて何もしないアイドルが多いことを嘆いていた。「劣等生」を集めて窮地に追い込むことで、もう一度、奇跡を起こすアイドルとしての物語を期待しているんだろうな、と一章を読んで思った。

 ESは、アイドルの理想郷だが、さまざまな悲喜劇や、それによって生まれる奇跡が、感情が、アイドルを輝かせる限り予定調和ではいられないのだろう。そこで、集められた「まだ、何者にもなれない」アイドルたちをESというアイドルの戦場に放り込んだ英智の狙いがどうなっていくのか、ALKALOIDがどんな奇跡を起こすのか楽しみ。

 

 

五章までを3千字ぐらいでざっっっっくりまとめようと思ったけど無理でした。

天城兄弟のことを全部カットしたことをここに謝罪します。